介護職は離職率が高い仕事です。複雑な人間関係、激務に対して賃金の低さなどが関係しています。ただ転職ばかり繰り返していても実績が積めず、人としての信頼度も薄れてしまいます。せっかく仕事を探すなら、長く働ける職場を探したいものです。職場探しのコツは、やはり待遇面を重視したいものです。求人票では良い事ばかりがアピールされていても、実際に働き始めると、「こんなはずでは無かった」と感じてしまう職場もあります。ちなみに待遇面でチェックするポイントは給与や昇給、残業時間や夜勤、休日日数などです。
基本的に介護職の賃金はそれほど高くありません。それに加え、給与制度が変更された事で給与が減った、昇給は微々たるもので賞与も僅かだったという事が判明すると、一気にモチベーションも下がってしまいます。もちろん介護という仕事が好きであれば、給与は二の次と思えるかもしれませんが、特に家族を養っている身であるなら収入の少なさは死活問題となります。また残業や夜勤も、実際に就業してからその多さにうんざりする事もあります。人手不足の問題が背景にありますが、手当もつかずただ働きをさせられては仕事自体に嫌気が差してしまいます。このような問題を避けるには、面接の際に積極的に気になる事を質問しておく事が大切です。給与や賞与の仕組み、また人員配置が十分かどうかといった事を確認しておくと、入社後に違和感を感じる事も少なくなります。もし自分が質問した事に対して言葉を濁すようであれば、就業後もトラブルが起こる事が予想されます。後でガッカリする事がないよう、明確に答えてくれない所は候補から外した方が賢明と言えます。